5月3日(日)〜5月4日(月)
因島土生港からは若干の夕日が見えたが、翌日の朝は雨。
シングルウォールテントは心配だったが、まったく漏水せず快適。
起床後1時間程で雨はやむ。
ここは島の中心部(住宅密集地)から南東にある海水浴場でこの辺りは西の海と東の海との間が平な場所。
この集落は家が密集していて住宅地の中は道が狭く、車のすれ違いが難しい。またそれが不便だが情緒がある。自転車や徒歩なら全く問題ないが、車で訪れる観光客は海水浴場に行き着くのも少し不安になるかもしれない。
住宅地の中には飲食店、電気店、理髪店、建築事務所など、暮らしに必要なものは揃っている。500m四方位の中にこれらは存在し、小さい町ながらも機能するようになっている。
浜は東に向いていて弓なりの形をしており両端は防波堤で囲まれている。背面の防風林は、長さおよそ300m位、巾50〜100mくらい(あくまで目測)の敷地に端から端まで植えてある。この防風林の中は平になったおり松の葉と雑草で覆われている。地面は砂混じりの土になっており短いペグでも効いている。初心者のキャンパーにはテントを張りやすい環境である。
砂浜の砂は白く軽めでさらさらとしている。オフシーズンであり海水浴をする客は居なかったが、水際から竿を出して投げ釣りを楽しんでいる方が多くみられる。
行った日は天候があまり良くなかったが、晴れていれば最高の朝日が見ることができるだろう。
敷地内にはグランド、遊具、トイレがあり、ファミリーキャンパーは安心して数日を楽しめるだろう。管理者は海水浴場入口より一番奥にあるお寺の方で、夕方に頃施設使用料を徴収する形をとる。
とても静かで景観が良くトイレもあるという、しまなみ海道の中ではかなりいいテントサイトだ。しっかりとした方が管理されている所為かゴミも少なく気分がいい。このような貴重な浜がいつまでも存在することを筆者は切望する。
