2009年5月3日(日)
花曇りの過ごしやすい日でした。
9時30頃尾道に到着し、昼にはまだ早いので、まずは散策しようと移動。
とりあえず千光寺方面へ上り始める。
JRの線路から山側は平らなところが無く、山の斜面に民家や寺が密集している。駅からほど近くに、踏切と階段が隣接するところから上って千光寺を目指す。
散策路の途中も景色が面白い。狭い路地は民家の隙間を縫って階段や坂道が続き、坂の少ない町に住んでいる私には、立体迷路の様で歩いているだけで飽きなかった。
千光寺公園まで上がると少し汗ばんでくる。そこにある展望台から見る景色は尾道ならではのものである。
民家や寺の瓦屋根で敷き詰められた土地と、対岸がすぐ近くに見える向島、それを挟む川の様な巾しか無い海。それはコンパクトに凝縮したミニチュアのようなかわいらしい町並みである。初夏を思わせるさわやかな風が心地よい。
公園までロープウェイが来ているて、その下を通るように道が続いている。
下る途中は色々なお店がある。レストラン、カフェ、ギャラリー、バーなどがあり、観光客を楽しませてくれる。
今度は下りきったところから東側の山をあがってみる。
目的地は、大林宣彦監督作品の映画『転校生』で有名な寺の階段である。
私はこちらの山の方が好きだ。西の山よりも民家や寺が多くみられる。高い所へ上がってみると、目に映る瓦屋根の数が西の山より多いので、昔なつかしい雰囲気を味わえる。
散策を開始してから下りきるまで約3時間くらいだったろうか。途中、尾道市立美術館を見ながら歩いたが、半日あればそこそこ楽しめるコンパクトさがいい。
ここは普通に人が暮らしている町なので、観光客はモラルを大事にしてほしい。民家の隙間が通路になっている所もあり、観光ルートではない道もある。この辺は木造の建物が多く密集しているので火災につながるような喫煙しながらの歩行などは遠慮すべきだ。狭い通路を通る時は住民への配慮を最優先にしてほしい。
こんな感じでいかがでしょう。
